舞台はニューヨーク・マンハッタン。三姉妹の長女ハンナは投資顧問の夫エリオットと幸せに暮していた。一方エリオットはふとしたはずみで三女のリーと深い仲になってしまう。そんなリーは、歳の離れた画商のフレデリックと同棲中。何をやっても長続きしない次女のホリーは建築家の男にフラれ、姉ハンナの前夫ミッキーとデートをすることに。大都会を舞台に、三姉妹をめぐる人々の人生が詩・音楽・絵画・建築・宗教・哲学などをモチーフに、シニカルかつユーモラスに描かれている。過去でも未来でもなく今この瞬間を生きることの大切さを教えてくれる、ウディ・アレン作品の中でも屈指の名作。
ウディ・アレン