フロローとの壮絶な戦いから7年。パリでは「ジュール・ダムール」という、愛する人の名を祝福する春の祭りを控え賑わっていた。容姿は醜くとも、純粋で優しい心を持つカジモドは街の人ともすっかり打ち解けていた。祭りの準備を手伝っていたカジモトだったが、自分には愛する人がいないと嘆く。そんなある日、パリにやってきたサーカス団の娘マデリンに惹かれる。しかしサーカス団の実体は盗賊団で、マデリンもノートルダム寺院にある宝石付きの鐘を盗む計画に加担していたのだった。