フリン騒ぎで週刊誌に叩かれ、番組のMCを降ろされ、左遷された「クソ女」と思われている女子アナの“コジタカ”こと児島貴子。様々な競争や色恋沙汰に疲れ、将来を見失っていたそんなときに、自身が幼い頃に過ごしたことのある南大隅町の「御崎祭り」の取材を命じられる。南大隅町に取材のために戻って来たものの力が入らず、おざなりの取材を続けていたが、この町を必死に盛り上げようとしている畜産業の同級生・橋脇太郎、役場の職員たち、食堂で働く人や町民らが1300年続く「御崎祭り」を続けるために奮闘していることに触れ、仕事との向き合い方とは何か、生きるとはどういうことかを考え始める――。
cocoレビューを見る武正晴