父親の世話をしながら食品工場で働くラーシャは、突然解雇対象に選ばれてしまう。ゆとりがない生活の中、仕事探しの日々が始まるが…。クロアチア移民二世を主人公に据えて差別や格差問題を描き、単純化できない社会構造を浮き彫りにしていく。ネルミナ・ルカシュは、苛立ちを抱えながらも逞しく生きるラーシャを好演し、国内外で高い評価を得た。 2013年スウェーデン・アカデミー(グルドバッゲ)賞:作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞(ネルミナ・ルカシュ)受賞。
ガブリエラ・ピッシュレル