巨大イカと巨大タコが東京に突如現れた! イカラ、タッコラと命名された巨大怪獣に、カニのカニーラが加わり東京は壊滅状態に。テロか、核実験による突然変異か、それとも南海トラフ地震の前兆か? そんな中、疑惑の人物が浮かび上がった。元超理化学研究所員・田沼雄太。生物を巨大化する劇薬の開発中に研究所をクビになり、今は実家の寿司屋を手伝っている男だった。政府が組織するシーフード怪獣攻撃部隊SMAT司令・響は雄太の動向を探る目的を兼ね、この天才科学者をSMATへ招き入れた。死闘の中、切り落とした怪獣の切り身は誰もが唸るほどの美味だったが、数々の作戦は失敗に終わり、SMATは最後の望みを賭けて「海鮮丼作戦」を決行することに。
河崎実