ベルリン国際映画祭をはじめ世界で絶賛された『精神』(’08)の主人公・山本昌知医師が、82歳にして突然引退を決意。戸惑う患者たち、妻の芳子さんとの生活。精神医療に捧げた人生のその後を、深い慈しみと尊敬の念をもって描き出す。
想田和弘