土建屋で働く幼なじみの俊、知樹、和也、英太の4人。生まれ育った町で気ままな生活を送っていた彼らだが、恩師の死をきっかけにその友情関係が崩れていく。恩師の未亡人・千里に惹かれていく俊。俊に密かな想いを寄せていたことに気がつく知樹。家族のため、金を工面する必要から不法投棄を請け負う和也。親友によって自分の恋人が身の危険にさらされる英太。家族・友人。これまで築いてきた親密な関係がしがらみへと反転していき、気がついた時には自由が失われていく。物語は最後、ある悲劇によって幕を閉じたかのように思えたが…。
cocoレビューを見る三澤拓哉