バングラデシュ北東部シレット県に残る国内最後の竹林からリアコットたちが切り出した竹の束は、水路をわたってジュリ川の港へと運ばれる。そこからダッカのボイッデル港まで300キロ、ショヒード、ヌル、フサイン、シラーズたちによる竹筏の旅が始まる。海賊や嵐の脅威に晒されながら、何万本もの竹を筏で運ばなければならない。この危険な任務に似合わぬわずかな賃金、それでも竹筏での仕事は、この男たちに、貧困、見合い結婚、損失の痛手から束の間の解放をもたらす。
シャヒーン・ディル・リアズ