昔使っていたカムコーダーを片手に、イニョンはジョンウンとキャンプに出かけた。大学生活最後の冬の思い出を収めるために。「何、撮ってるの?」「ただ何となく…。私の好きなもの」カムコーダーの中には風景と共にジョンウンの姿が収められていた。静かに流れる時間。焚火の前でまどろむイニョン、横に腰を下ろすジョンウン。見つめ合う二人…。
オ・ジョンソン