駐香港イギリス軍上官だったチウは今、黒社会と繋がり密輸などで食い繋いでいる。固い絆で結ばれていたはずの兵士仲間たちとも疎遠になっていた。黒社会の連中に追われ偶然チウの家に転がり込んできたマニは「横領したブツ」を持っていた。それとは知らず仕方なく匿ってやるうちに、傷つき固く閉ざされたチウの心が少しずつマニを受け入れていく。ところが「ブツ」のせいで事態は最悪の方向へ。チウの最期の一言「今まで俺のために煙草を捲いてくれた奴はいなかった」がトップシーンとオーバーラップして悲しみを増幅する。
cocoレビューを見るチャン・キンロン