老婦・シウユーの介護と、その孫のヨウユーの面倒をひとりで見る青年・ジエンイー。血のつながりもなく、ただの間借り人のはずのジエンイーがそこまで尽くすのは、ふたりが今は亡き同性パートナーの家族だからだ。彼が暮らした家で生活し、彼が愛した家族を愛することが、ジエンイーにとって彼を想い続け、自分の人生の中で彼が生き続ける唯一の方法であり、彼への何よりの弔いになると感じていたからだ。しかしある日、シウユーが急死してしまう。病気の療養中だったとはいえ、その死因を巡り、ジエンイーは周囲から不審の目で見られるようになる。警察の捜査によって不利な証拠が次々に見つかり、終いには裁判にかけられてしまう。だが弁護は一切せずに、なずがままに罪を受け入れようとするジエンイー。それはすべて、愛する”家族”を守りたい一心で選択したことだった…。
チェン・ヨウジエ
リアルとオンラインで同時に台湾エンタメを楽しめる、初の台湾映像フェス「TAIWAN MOVIE WEEK」(台湾映像週間)が、10月13日(金)より開催されることが決定した。
『親愛なる君へ』から、愛に溢れた主題歌「夢の中で」の日本語字幕入りのミュージックビデオが解禁。
台湾映画『親愛なる君へ』から、いまは亡き同性パートナーの母と子と“家族”であろうとした青年を描く本作から、予告編と場面写真が解禁。
台湾アカデミー賞(金馬奨)をはじめ、ほかの映画賞でも高い評価を受けた映画『親愛なる君へ』(原題:親愛的房客/英題:Dear Tenant)が7月23日(金・祝)より日本公開決定。ポスタービジュアルが完成した。