フードデリバリー配達員・羽田天は、大好きなアイドルへの想いに区切りをつけるため、1000回配達を目指し走っている。シンガーソングライターの夢を諦めた桜庭心は苦手な友達とダラダラと過ごしている。大森慎吾は Facebook の友達が5000人を超えるが、本当の友達はいない。広告クリエイターの黒須凛は天才と称されるプレッシャーと周囲との距離に苦しんでいる。コミュ力だけで渡ってきたカメラマンの日室翼は、越えられない壁を自覚している。高校生の赤羽圭と彼が片思いをしている千葉桜は噛み合わない会話を続けている。モデルの綾瀬夏美は、実は仕事よりパパ活の方が忙しくなってきた。不登校の高校生・小川花はインスタで嘘のリア充投稿に明け暮れている。中学生の宍戸一樹は毎日コンビニのイートインで時間をつぶしている。失恋のショックで引きこもりになった渋谷桃子は、復縁を願い電話占いにハマっている。桃子の隣人で同じく引きこもりの目黒梅子は、隣から聞こえる桃子の独り言を聞いている。カフェで働く剣持雫は妻子持ちの男との不倫だけが生きがいだ。現在を生きるリアルな登場人物たちが愛を模索し東京を彷徨う。恋人同士、元カレ・元カノ、すれ違った他人…彼女たちの行動が複雑に連鎖し、思いもよらぬエンディングに向かっていく。
丸山健志
世界配信されるドラマシリーズや、新人俳優の登竜門といえる“朝ドラ”などをきっかけに、ますます眩しく輝く新進俳優たち。2024年もきっと、ときめきや驚きを与えてくれるに違いない5人に注目した。
エモーショナルな映像とリアルな心情が観る者の共感を増幅する『スパゲティコード・ラブ』に加え、“あの日、あの時”の記憶とともに描かれる、確かにそこに存在した若者たちの日常に共感する日本映画が2021年下半期に続々公開。
倉悠貴、三浦透子、清水尋也、八木莉可子らが出演する映画『スパゲティコード・ラブ』より、予告編とポスタービジュアルが到着した。
映像クリエイター・丸山健志の初長編映画『スパゲティコード・ラブ』が上海国際映画祭のアジア新人部門・監督賞にノミネートされ、日本国内での公開も決定。