エカテリーナとワシリイはモスクワの⼤学を卒業した新⽶教師。ふたりは理想を胸に、⾒ず知らずの地⽅都市の学校に赴任する。エカテリーナは⽂学、ワシリイは地理の先⽣として。だが、すぐにその理想は崩れていく。授業中に勝⼿に発⾔する⽣徒や話を全く聞かないクラス、教師同⼠の⼈間関係、⽇々の授業の準備。⼭積する仕事に「理想の教育」は霞んでいくのだった。果たして、情熱を持ち、新しい教育を⽬指したふたりの新⽶教師の⾏く末は?
ユリア・ヴィシュネヴェッツ