ブン太こと紀伊国屋文左衛門は、モン太こと近松門左衛門とバディを組み、「人生の幕は自分でおろすな」と、心中希望のカップルに芝居を打たせ助けている。溜まり場「どっぐかふぇ」で、芸人・犬屋敷郎府などと交流を深めている時、アルバイトに来たヤスベーこと堀部安兵衛が赤穂浪士で、吉良上野介義央への仇討ちを目論んでいることを知る。寺坂吉右衛門ら赤穂浪士が江戸に集結する中、ブン太はモン太と共に一計を案じる。しかし、討ち入りの裏には、10年前に南町奉行の大岡越前守忠相と、諸国を巡って情報収集していた松尾芭蕉が戦った反乱軍による企みがあった。しかも、それによってブン太の秘密も明らかに。
cocoレビューを見る清水順二