主人公・まりおは、機会オタクのコミュ障で、恋愛に関してはまるでダメ。人に対して心を開けないので友達も少ない。そんなまりおの唯一の親友は同じ会社に勤める、幸太郎。幸太郎は30手前でまともに恋愛ができないまりおを心配し、恋の手助けすると伝える。しかし、まりおは幸太郎にも言えない性癖として、ストーカーの一⾯を持っていた。幸太郎の協力も拒否し、“普通の恋愛”とは程遠い、ストーカーを続けてしまうまりお。密かに思いを寄せる同僚・杏奈の家に忍び込み、下着を盗み、自慰をする。曲がった恋愛を続けていたまりおだが、ある日忍び込んだ杏奈の家でメッセージを受け取る。杏奈の部屋のパソコンに映し出される“こんにちは、何歳ですか?”というメッセージにまりおはストーカー行為がバレたと焦るのだが、思わず返信してしまう。返信をしたことに後悔をしていたまりおだが、翌日にまた忍び込むとまたメッセージが。返信が来たことで初めて人の温もりを感じ、メッセージの相手と会う約束をしてしまう…。
中前勇児
中前勇児