鉄砲隊の前に立ちふさがる犬塚信乃、犬飼現八、犬田小文吾、犬川荘助士は、忍術使いの犬山道節に助けられ、難を逃れることができた。四人は残りの剣士を探すため離ればなれに。現八は赤岩村に巣食う妖怪の話を聞かされる。かつて妖怪退治に出かけた豪傑の赤岩一角が、帰ってきたときには人が変わったように冷酷になっていたという。庚申山に入った現八は妖怪に遭遇、片目を矢で射ることに成功した。現八がさらに洞窟に進むと、一角の亡霊が現れ、自分はすでに殺されており、今いる一角は妖怪猫が化けた姿だと告げるのだった。そのころ一角の道場に、犬塚信乃と犬川荘助が姿を現した。
河野寿一