都についた太郎は千鶴を五重塔に隠す。お蝶は、千鶴が太郎の妹であることに気づくが、母の仇として千鶴の命を狙い爆薬の導火線に火をつける。童子は千鶴を救おうとするが術が利かず、提婆に救われる。童子は五兵衛を助け出し白鳥の球を手に入れ、ついに太郎を倒す。千鶴が妹であると知った太郎は後悔し、童子、太郎、千鶴、お蝶、天平の五人は力を合わせて大五郎を討取る。そして漫遊に出る天平を見送り、童子と千鶴は黒髪山へ、太郎とお蝶は出雲の松江へ、それぞれ愛する人と出発する…。
小沢茂弘