芸術性と娯楽性を兼ね備えるR・アンドー監督(『修道士は沈黙する』)の新作は、ノーベル文学賞受賞作家ルイージ・ピランデッロ(戯曲『作者を探す六人の登場人物』など)が主人公の喜劇。主演に再び名優トニ・セルヴィッロを迎え本国イタリアではヒットを記録。1920年、創作の危機に陥っていたピランデッロは彼の師である有名な小説家の誕生日のためにシチリアに帰郷する。そこで昼は墓堀人で、夜はアマチュア劇団を率いる二人の男との出会いが、大きな驚きをもたらすことになる。
ロベルト・アンドー