見知らぬ土地で目を覚ました近藤誠は、死後の世界に居ることに気づいていない。経営をしている会社のこと を気にかけて早く帰国したいと願うが、誰も自分がどこにいるかを教えてくれない。一方、息子を失った近藤清は、生前、誠に何もしてあげられなかったことを悔やみ、息子と幼少時代に共に過ごした町に戻り、弔うように思い出を辿りはじめる。 彷徨う2つの想いは、あの世とこの世を交錯しながら、めぐり会えるのだろうか?
イグナシオ・ルイス