あかりは交通事故でもうすぐ生まれてくるはずの子どもを亡くして以来、がらんどうの心身を抱えて生きていた。ところが、エミコが居候してしまい、生活は掻き乱される。真逆でぶつかってばかりの二人の唯一の共通点は、母親の愛情を知らずに育ったこと。一緒に暮らすうちに、あかりの目に映る景色が変わっていく――。
冨樫森