田島が困ったときにいつも手を差し伸べてくれる、幼なじみで“親友”の倉持は、完璧で、人たらしで、誰もが惹かれる男だ。しかし、田島の人生が狂う瞬間、いつも必ずその影に倉持がいる。偶然か、故意か? 親友か、悪魔か? どんなに逃げても距離を置こうとしても、倉持は必ず田島の人生に“親友”として戻ってくるのだ。そして、田島の中で膨れ続けるある疑念と殺意。“親友”を助けては裏切る倉持の目的は何なのか? 田島は“親友”を殺し、「殺人の門」を越えてしまうのだろうか? 約30年に及ぶ 2 人の歪んだ友情が辿る衝撃の結末とは――。
金井紘