パリで精神分析医として成功を収めているアメリカ人医師のリリアンは、長年診てきた患者ポーラの突然の 死の知らせを受ける。診察を通してそんな兆候は一切なく、違和感を覚えたリリアンはその死が単なる事故では なく、殺人ではないかと疑い始める。しかし患者の“プライベートな領域”に関する守秘義務の関係上、 警察を頼ることはできない。自ら真相を突き止めるしかないと決意したリリアンは、ポーラの死について調べ始める。 一方で、ポーラの死をきっかけにリリアンは、状況に関係なく涙があふれ出る異変に悩まされるようになる。 やむなく眼科医の元夫ガブリエルの元を訪ねるが、涙の原因はわからないものの、事件の捜査を手伝ってもらうことに。 元夫を相棒に従えたリリアンは、益々大胆に探偵まがいの捜査に乗り出し、やがて危険な真実へと足を踏み込んで いく―。
レベッカ・ズロトヴスキ