「九条、逮捕状だ!」血と金と暴力が支配する街のど真ん中で、今日もビルの屋上にテントを張って生きる弁護士・九条。裏社会の人間からの依頼も断らず依頼人として守り悪徳弁護士と呼ばれる九条と、今は袂を分かち決裂状態だが、かつてのバディのエリート弁護士・烏丸。二人は裏社会の激しい抗争と警察・検察の包囲網に巻き込まれる。きっかけは九条の依頼人である半グレのリーダー壬生。壬生の手下がヤクザの若頭の京極の息子を誤って拉致してしまう。 それを知った壬生は、京極を裏切り、最悪の事態に備え行動を起こす。京極の部下であるヤクザたちは、壬生を探し九条法律事務所を襲撃する。悪の生態系で裏切り裏切られの壮絶なバトルが始まった。警察・検察はこれを機に悪人を守る九条を追いつめる。九条逮捕に執念を燃やす警察・検察。ついに逮捕状を突き付けられた九条。はたして、自らを 20 日間でパイ(保釈)にできるのか? 報復と拷問を恐れ逃げる半グレを追って脅迫するヤクザ。そしていつも奪われる側の社会の弱者たち。袂を分かったとはいえ、かつてのバディ烏丸は、弁護士として、思わぬ行動に出る。九条の罪とは何か? 弱肉強食の現代日本の底辺で、九条は弁護士バッジを賭けた最後の弁護をはじめる。
土井裕泰