暗黒街育ちのジョヴァンニが自身の獄中生活で知った男をモデルに書いた小説を映画化にしてジョヴァンニの最高傑作。ベルモンドがいぶし銀の魅力を放つ。戦前のマルセイユで死神と恐れられる名うてのギャングがボスの罠にはまり無実の罪で投獄された親友を救うため、復讐殺人を犯して自ら入獄し彼と共に脱出を図ろうと綿密な計画を練る。時あたかも対独戦のさなか。親ナチ、レジスタンス入り乱れる獄中で武器の調達も不可能ではなかったが、倉庫番となった彼らは拳銃をバラして持ち込もうとするのだったが……。
ジョゼ・ジョヴァンニ