自称“詩人”のヘンリー・チナスキー(マット・ディロン)は、売れない詩や小説を出版社に送り続けてはその場しのぎの仕事で何とか食いつなぐ毎日を過ごしている。タクシーの運転手、缶詰工場、清掃人…何をやっても続かないヘンリーは毎日酒に溺れる酔っ払いである。ある日、バーで出会った女・ジャン(リリ・テイラー)と一緒に暮らし始めるが、その生活も酒とセックスばかりのみじめで自堕落なもの。それでもヘンリーには“言葉”という、ひと筋の光があった――。世界中でカルト的人気を誇るアメリカ人作家、チャールズ・ブコウスキーの自伝的小説の映画化作品。
ベント・ハーメル