一流企業の人事部長として、周囲に憎まれながらも社命で大幅なリストラに従事する鬼塚(大杉漣)。ある晩、ふらりと立ち寄った公園で捨て猫を見つけた彼は情にほだされその子猫を抱いて帰ってしまう。子猫にトラという名前をつけ、新人研修のために社で借りていたマンションの空き部屋でこっそりと世話する鬼塚だったが…。「不機嫌なジーン」、「ランチの女王」などの人気ドラマの脚本を手がけてきた大森美香が監督を務める。
大森美香
先日、大雨の降る日に試写に行き、完全に外の天気を忘れさせてくれる映画に出会いました。心が洗われ、そして癒され、雨のジメジメどころか嫌なこともスコンと忘れさせてくれるネコ映画。それが、『ネコナデ』です。
一流企業の人事部長として、リストラを推し進める鬼塚。社員から恐れられ、憎まれながらも、一切の甘えを許さずに自らを律して生きてきたが、1匹の捨て猫との出会いにより彼の人生に少しずつ変化が…。「ランチの女王」、「不機嫌なジーン」などの人気ドラマの脚本を手がけてきた大森美香が監督を務め、大杉漣を主演に迎えて贈る、映画『ネコナデ』がこの夏公開される。まもなくクランクアップを迎える本作の撮影現場に潜入した。