製薬会社の営業部課長の岩津(寺脇康文)は37歳で、独身。部下や上司の間に挟まれながら、日々の仕事に追われていた。そんなある日、突然、岩津の携帯電話に卒業アルバムを見たという謎の少女・香奈(寺島咲)から電話が入る。岩津は、香奈の強引な誘いに流れのまま彼の故郷、神戸・三ノ宮へと連れて行かれる…。そして、次々と香奈によって岩津の過去が古い8mm映画を観るようにに甦っていく――。「相棒」シリーズで人気を得る実力派俳優・寺脇康文の単独初主演作。映像と音楽のコラボレーション・ムービーシリーズ「CineMusica」第6弾。
草野陽花