高校生の裕一(池松壮亮)は、入院した病院で心臓病を患った少女・里香(忽那汐里)と出会う。裕一は長期入院のため人との距離感がつかめない里香のワガママに振り回されながらも、次第に彼女に惹かれていく。里香もまた、裕一に想いを寄せていく。しかし、里香の病は彼女の体力を奪っていっていた…。一方、最愛の妻を病気で亡くして以来、手術から離れていた医師の夏目(大泉洋)は、2人の切なる想いと向き合っていく――。誰もが抱く、“あのころ”の愛しい気持ちを丁寧に綴り、2003年に発売されて以来、発行累計部数140万部を突破した、橋本紡の人気恋愛小説「半分の月がのぼる空」の映画化。
深川栄洋