脳梗塞による嚥下障害で食を楽しむことを出来なくなった父への愛の発露として生まれた辰巳芳子のスープ。その一滴には、口にした幼児から老いてゆく人たちまで、生きる喜びと、与えられた命を輝かせる奇跡が溶けていた。「いのち」に対して真摯に向き合う、作家にして料理家である辰巳芳子の長い人生から「生きるということは食べつづけることである」という真理が見える。「食はいのちを作り、愛を表現する場。」生きていく人間の尊厳、その根幹には食があるという感動のドラマ。
河邑厚徳
公開より8カ月たった今も、ドキュメンタリー作品としては異例の全国82劇場(9月までの劇場数)で公開が続く『天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”』。
昨年末、東京都写真美術館ホールなど関東を中心に公開され、“食”を丁寧に描き20代~30代の女性を中心にスマッシュヒットを記録したドキュメンタリー映画『天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”』…
東京都写真美術館ホール、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて11月3日(祝・土)より公開された映画『天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”』。公開5週目で集客2万5,000人、興収3,000万円を突破した本作のセカンドランが決定! 東北エリアの劇場にて公開されることが明らかとなった。
11月3(土)、ある1本のドキュメンタリー映画が公開され、20代〜30代の女性を中心にスマッシュヒットを記録している。作家にして料理家・辰巳芳子の“食”を構想に4年、撮影に1年半をかけて追いかけた映画『天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”』だ。
ブログ上で語られるキーワードを参考に、映画の“いま”を分析する「ブログ話題度ランキング」。今週は、すっかり秋めいてきたこともあってか、上位にランクインする作品の中でも「ご飯」というキーワードに関連した映画に注目。