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日本とASEAN8か国の“次世代映画プログラマー”が集う9日間 国際交流基金による映画人材交流プログラム「Open Draft - 日ASEAN映画プログラマー交流事業」第一フェーズ開催

~10月23日から1週間、上映企画の議論と発表、東京・広島のミニシアター視察を通じ、多様な映画上映の未来を創る~



国際交流基金(JF)は、2026年10月23日(金)から10月31日(土)まで、日本とASEAN諸国における映画の上映企画や上映作品選定に関わる専門家「映画プログラマー」の育成と国際交流を目的とした事業「Open Draft - 日ASEAN映画プログラマー交流事業」の第一フェーズを、開催いたします。

本事業は、日本とASEAN諸国における映画上映を担う重要な専門職「映画プログラマー」の育成及び上映専門家・映画関係者の国際的なネットワーク構築を目的として、JFが2024年に開始した事業です。今年で3回目となる本事業は、 「日本での研修」「ASEANでの上映」「日本での上映」の三段階のフェーズで構成しています。このたびの第一フェーズでは、ASEAN8か国から10名、日本から5名(計15名)の映画プログラマー等上映に携わる若手専門家計15名が東京と広島に集まります。

期間中は、ASEANからの参加者が帰国後に実際に自国で実施する日本映画等の上映プログラム案を発表・議論するワークショップのほか、都内のミニシアター(シアター・イメージフォーラム、ユーロスペース等)や広島の上映施設(八丁座、シネマ尾道等)への訪問・視察を行い、地域に根差した多様な上映環境の重要性を現場で学びます。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/79420/77/79420-77-f4f53e37e2001626ca26c6d186ed8b5f-2278x480.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
昨年開催時の様子

現在、映画業界においては、映画監督やプロデューサーなどの製作側に支援が集中する一方で、上映側への支援は伸び悩んでおり、構造的な偏りが指摘されています。

映画作品と観客を繋ぐ重要な役割を担う映画プログラマーを育成する教育機関についてはアジアでは非常に稀で、上映専門家を体系的に育てる機会が常に不足しているのが現状です。

本事業ではこれらの課題に応え、映画館にとどまらず多様な場や形態で上映を実施しているASEANの若手専門家と日本の専門家が交流し、お互いの映画上映状況やノウハウの共有、意見を交わし合うことを通じて、持続可能な映画交流環境の創出を目指します。

実施概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/79420/table/77_1_13d133158f569b439fb3f324d7850d56.jpg?v=202610222018 ]

日本からは次世代専門家5名が参加
本事業には、地域に根ざした自主上映活動、インディペンデント映画の配給・宣伝、大手映画会社での事業開発、若手監督発掘を担う映画祭運営など、日本の映画上映シーンを現場で支える次世代の専門家が参加します。
- 重松恵梨子(ひとてまシネマ):地域に根ざした映画上映の場づくりと鑑賞機会の創出を推進。
- 早坂 苑子(東風 映画配給・宣伝):主に政治、司法、福祉など社会問題をテーマとしたドキュメンタリーの配給・宣伝に従事。
- 竹内 羽香(株式会社KADOKAWA):大手映画会社におけるコンテンツ展開や映画ビジネスを推進。
- 西田 悠人(ぴあフィルムフェスティバル):映画監督の登竜門「PFF」にて新人監督の発見・紹介に尽力。
- 吉川 諒(CineRuelle 主宰):国内外の優れた独立系映画の発掘および上映企画を展開。

日本の参加者5名は、各現場で培ったノウハウや日頃の課題意識をASEANの参加者と共有し、相互に刺激を与え合いながら、アジアにおける日本映画の上映機会拡大や、日本国内での東南アジア映画紹介といった循環的なパートナーシップの構築を目指します。

「Open Draft - 日ASEAN映画プログラマー交流事業」とは
国際交流基金(JF)は「日本の友人をふやし、世界との絆をはぐくむ。」をミッションに、文化芸術交流、日本語教育、日本研究・国際対話を通じて国際交流を推進する独立行政法人です。

映像分野においては、世界各地での日本映画上映、日本映画等映像配信プラットフォーム「JFF Theater」による映像コンテンツのオンライン配信、映画上映を支える専門人材の育成やネットワーク形成などを通じて、日本への理解促進と国際文化交流に取り組んでいます。

「Open Draft - 日ASEAN映画プログラマー交流事業」は、日本とASEAN諸国の次世代交流および人材育成を目指す包括的なプロジェクト「次世代共創パートナーシップ-文化のWA2.0-」の一環として実施する、日本とASEANの若手映画プログラマーを対象とした人材育成・交流事業です。
本プログラムは次の3つのフェーズで構成され、参加者たちが学びや実践、他の参加者たちとコミュニケーションをとりながら、そのスキルとネットワークを定着させていくことで、多様な上映を実現することを目指しています。
- 第一フェーズ:東京・広島での研修|10月23日(金)~10月31日(土)
映画講義、上映企画ワークショップ、都内ミニシアター・地方上映施設や映画祭の視察を実施。
- 第二フェーズ:東南アジアにおける上映| 帰国後実施
ASEAN参加者が自国で日本映画等の上映イベントを企画・運営。
- 第三フェーズ:日本における上映と参加報告| 随時実施
日本の参加者が東南アジア映画を取り入れた上映会および事業報告会を日本国内で企画・実施。

これまでの成果と評価
本事業は、過去2回の開催を通じて日・ASEANの若手映画プログラマーの自律的な成長と持続的なネットワーク形成において着実な成果を上げており、国内外の専門家や参加者から高い評価を獲得しています。

「国内外の参加者と、映画や上映企画に対する考え方、知識や経験を共有できる貴重な時間でした。また、メンターの皆さんからプログラミングに対する考えを聞けたことも、今後の私のキャリアに大きな影響を与えると思います」
―― 参加者コメント

「本事業は、文化交流の促進、若手プログラマーの育成、そしてインドネシアにおける多様な日本映画の可能性を広げる上で、極めて高い成果を上げています。プログラムを通じて培われた国境を超えるネットワークは、持続的な協働のための強固な基盤となっています。本取り組みは、映画プログラマーの育成および地域における国際文化協働の『新たな指針』となる絶大な可能性を秘めています」
―― スガール・ナディア氏(前ジャカルタ芸術評議会 映画委員会代表 / 映画プログラマー)

「本事業における現地上映(インドネシア・バンドゥン)は、上映者や観客が一体となって参加者全員が楽しめる場を作ろうという意志が非常に強く感じられ、映画が単なる消費物ではなく、コミュニケーションのための集団経験の場になり得ることを改めて目の当たりにさせられました。映画館の環境整備が異なる状況下で工夫し、有機的なつながりを生み出す手法は、日本の次世代上映者・プログラマーにとっても大いに参考になると思います」
―― 山下 宏洋氏(イメージフォーラム・フェスティバル ディレクター)

その他、2026年4月に早稲田松竹にて実施された「世界をひらくまなざし~アノーチャ・スウィチャーゴーンポンとパヤル・カパーリヤー~」は本プログラムの参加者である上田氏が交流事業を通して浮かび上がった、日本とASEAN諸国におけるインディペンデント映画や実験映画の若年層観客による受容の違いに着目して考案、多くの映画ファンの注目を集めました。

特集上映公式紹介ページ:
https://wasedashochiku.co.jp/archives/schedule/1853
活動の詳細はこちら:
https://www.jpf.go.jp/j/project/culture/media/asean/

プレスリリース提供:PR TIMES
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