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くるみ割り人形と秘密の王国(2 ページ目)

特集/提供:ウォルト・ディズニー・ジャパン

提供:ウォルト・ディズニー・ジャパン

バレエやオーケストラによる演奏などで、クリスマスの定番とも言える「くるみ割り人形」を、ディズニーが実写化! シネマカフェでは、映画『くるみ割り人形と秘密の王国』で描かれるメッセージ、劇中の華麗な衣装に注目! また、ディズニーの新しいヒロイン・クララの魅力を紐解く――。


意外と知られてない?“くるみ割り人形”の世界”世界中で愛され続けている名作をディズニーが実写化!

クリスマスの代名詞である「くるみ割り人形」は200年以上にわたり世界で愛されている物語です。1816年にドイツのE.T.A.ホフマンが発表した童話「くるみ割り人形とねずみの王様」を、1845年にフランスの文豪アレクサンドル・デュマ父子が翻案し、それをもとにチャイコフスキー作曲のバレエ作品が誕生しました。主人公の少女が、くるみ割り人形に変えられた若者の呪いを解く、クリスマの夜に起きたファンタジックなお話です。そんな独創的な物語に流れるスピリットを受け継ぎながら、新しい物語としてディズニーが実写映画化。主人公クララが暮らす19世紀のロンドンを舞台に、彼女が迷い込んだ〈秘密の王国〉──雪の国、花の国、お菓子の国、第4の国を、とびきり幻想的に描いています。

バレエや音楽、絵本、アニメーション…ディズニーによる実写映画化、時代を越えて“くるみ割り人形”が様々な表現方法で語り継がれている理由のひとつは、この物語の核にある普遍的なメッセージです。本作では、14歳のクララが亡き母からのクリスマスプレゼント“卵の入れ物”の謎と、そこに残された「必要なものはすべてこの中にある」という言葉。クララが秘密の王国での冒険を通じて、その謎と本当に大切なものに自ら気づいたとき、運命は変わり始めるという現代の私たちの心にも響くメッセージが詰まっています。

心奪われる、幻想的な世界

クララの冒険の舞台となる〈秘密の王国〉には、まったく異なる個性を持つ4つの国が存在します。〈雪の国〉は雪と氷がクリスタルのように輝き、統治者はジェントルマンのシヴァー。〈花の国〉は美しいカラフルな花と緑で覆われた王国で、統治者は楽観主義者のホーソーン。〈お菓子の国〉はマシュマロやキャンディ、様々なお菓子で彩られ、統治者はシュガー・プラム。そして〈第4の国〉。かつては“遊びの国”と呼ばれていましたが、今では見る影もないミステリアスな国。統治者はマザー・ジンジャー。クララは、母が遺したクリスマスプレゼントを開けるための鍵を探しに〈秘密の王国〉に迷い込み、危機に瀕した王国を救うための戦いに巻き込まれていきます。

4つの国それぞれが壮麗ですが、その世界でクララが纏う衣裳も華麗です。彼女のよき理解者であるドロッセルマイヤーのクリスマスのパーティ会場から秘密の王国へ迷い込むときの紫色のシルクのドレス。シュガー・プラムが用意してくれたのは、真珠や金がほどこされたビクトリア様式のハイウエストのドレスでした。ほかにも、まるでオモチャの兵隊のような赤いベルベットの衣裳はクララの凜とした強さを引き立てていますし、クライマックスのドレスに至っては2500個のスワロフスキーのクリスタルが配された、見たこともないほどの豪華さ。シーンごとにクララの心情の変化や成長に合わせたかのように変わるクララの衣裳も見どころです。もちろん、4人の統治者たちの衣裳も各国を象徴するような華やかなものばかり。アカデミー賞衣裳デザイン賞に2度輝くジェニー・ビーヴァンの才能が今回も光り、衣裳からも「くるみ割り人形」の世界観を堪能することができます。

新たなディズニーのヒロイン・クララに注目!

世界初の長編アニメーション『白雪姫』にはじまり、ディズニー映画はこれまで数多くのプリンセスを誕生させてきました。各プリンセス像にはその時代の女性の生き方が反映されています。本作のヒロインであるクララは、19世紀の「女性は女性らしく」という風潮に違和感を感じ、また一番の理解者であった母を亡くし、自分に自信が持てなくなってきます。迷い込んだ秘密の王国で突然“プリンセス”と呼ばれ戸惑いながらも突き進むクララは近年の『美女と野獣』のベルや実写版『シンデレラ』のように王子様を待つのではなく、自分の手で人生を切り開いていくヒロインと共通しています。

そんなクララが〈秘密の王国〉の冒険をとおして自分と向きあい、自分を信じ、心の目で世界を見ることによって素敵な女性へと成長していきます。複雑なクララの感情をみごとに表現したのはマッケンジー・フォイ。『インターステラー』で主人公の娘の幼少期を公演するなど、今後の活躍がもっとも期待されている若手女優です。また、クララが秘密の王国で出会う豪華なドレスをまとったシュガー・プラム、ミステリアスなマザー・ジンジャーもクララの成長に欠かせない存在です。
(text:Rie Shintani)

『くるみ割り人形と秘密の王国』
『くるみ割り人形と秘密の王国』

愛する母を亡くし、心を閉ざしたクララがクリスマス・イヴにもらったもの、それは鍵のかかった卵型の入れ物。「あなたに必要なものはすべてこの中にある」――母が遺した言葉の意味を知るために、クララは鍵を探し始める。その晩開かれた名付け親であるドロッセルマイヤーのクリスマス・パーティーで、彼からのプレゼントを受け取る糸をたどるゲームに参加したクララは、いつの間にか不思議な世界へ足を踏み入れていた。 鍵を追ってクララが迷い込んだのは、息を飲むほど美しく幻想的な世界。プリンセスと呼ばれ戸惑うクララだったが、やがて、この世界を創り上げたのが亡き母であることを知る。だが、マザー・ジンジャーが支配する“第4の国”が反乱を起こし、王国は消滅の危機に瀕していた。 母が愛した王国を救えるのは私しかいない———心優しい“くるみ割り人形”フィリップとともに、“第4の国”へと旅立つクララ。それは、この美しい世界に隠された<真実(メッセージ)>を探す、驚くべき冒険の始まりだった…。

監督:ラッセ・ハルストレム ジョー・ジョンストン
出演:キーラ・ナイトレイ、マッケンジー・フォイ、エウヘニオ・デルベス、リチャード・E・グラント、ミスティ・コープランド、ヘレン・ミレン、モーガン・フリーマン

2018年11月30日より全国にて公開
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