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遂に公開! 山口智子「宗介の元に突っ走るポニョに女の本質感じる(笑)」

宮崎駿監督4年ぶりの最新作で、全編を通して手書きのアニメーションによって制作された『崖の上のポニョ』が遂に公開。7月19日(土)に初日舞台挨拶と報道陣向けの記者会見が行われ、宮崎監督に山口智子、長嶋一茂、天海祐希、所ジョージ、奈良柚莉愛、土井洋輝、柊瑠美という声優陣が出席した。

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『崖の上のポニョ』初日舞台挨拶および記者会見に出席した監督と声優陣。(後列左から)所ジョージ、天海祐希、宮崎駿監督、山口智子、長嶋一茂、柊瑠美、(前列左から)奈良柚莉愛、土井洋輝。
『崖の上のポニョ』初日舞台挨拶および記者会見に出席した監督と声優陣。(後列左から)所ジョージ、天海祐希、宮崎駿監督、山口智子、長嶋一茂、柊瑠美、(前列左から)奈良柚莉愛、土井洋輝。
  • 『崖の上のポニョ』初日舞台挨拶および記者会見に出席した監督と声優陣。(後列左から)所ジョージ、天海祐希、宮崎駿監督、山口智子、長嶋一茂、柊瑠美、(前列左から)奈良柚莉愛、土井洋輝。
  • 宗介の母・リサの声を演じた山口智子。
  • グランマンマーレ役の天海祐希。
  • ポニョの父・フジモト役の所ジョージ。
宮崎駿監督4年ぶりの最新作で、全編を通して手書きのアニメーションによって制作された『崖の上のポニョ』が遂に公開。7月19日(土)に初日舞台挨拶と報道陣向けの記者会見が行われ、宮崎監督に山口智子、長嶋一茂、天海祐希、所ジョージ、奈良柚莉愛、土井洋輝、柊瑠美という声優陣が出席した。

宗介の母・リサの声を演じた山口さんは「宗介とポニョの“小さな恋の物語”と言いつつ、とてつもなく大きな愛の物語となっていて大好きです。特に、ポニョが『宗介のところ行く!』と言って大波を起こしながら突っ走るシーンが好きで、“会いたい”とか“好き”という気持ちに素直に身を任せて突進する女の本質を感じました(笑)。私も突っ走りたいです」と意味深な(?)コメント。

船乗りで宗介の父・耕一役の一茂さんは「笑顔と勇気を与えてくれる作品です。私事ですが、4歳になる娘に自慢できて嬉しいです」と胸を張った。アフレコはバラバラに行われたため、声優陣が一堂に会するのは今日が初めてということだが、一茂さんは“家族”と初めて顔を合わせての印象を聞かれ「山口さんは劇中では怖かったけど、会ってみると優しそう…いや実際に優しい方でした(笑)。(宗介役の)洋輝くんが本当の息子だったら幸せですね」と答えた。

ポニョと宗介の声を演じた2人は「ポニョの声をやらせていただいた奈良柚莉愛です。今日は観に来てくれてありがとうございました」(柚莉愛ちゃん)、「宗介くんは、優しさと勇気を持った行動力のある男の子で、僕の目標です」(洋輝くん)と共に大人顔負けのしっかりした挨拶で、会場からはどよめきが。さらに柚莉愛ちゃんは、リクエストに応えて、一番好きだという「ポニョ、宗介好き!」というセリフを披露し、拍手喝采を浴びた。

ポニョの母・グランマンマーレ役の天海さんは「宮崎監督の作品は昔から大好きで、いつかチャンスがあれば、と思っていたので、声を掛けていただいたときは夢のようでした。『本当に私にできるのか?』と不安な気持ちで臨んだのですが、監督からの最初の注文は『もっと色っぽく』ということで『そんな! 私にとって一番難しいことを…』と困ってしまいました」とふり返った。宮崎監督によると、グランマンマーレは“海なる母”ということで、所さん扮するフジモト以外にも、あちこちに夫がいるという設定らしいが、それを聞いた天海さんは「素晴らしいですね。私もそういう風に生きてみたいです」と語り、会場の笑いを誘った。完成した作品を観て、天海さんは号泣してしまったそうで「最初はウキウキして観てたのに、自分のためにではなく、他人のために想いや愛を注ぐという大きなテーマが胸に迫ってきて、途中から涙が止まりませんでした」と明かした。

柊さんが演じたのは、ポニョと宗介が途中で出会う、赤ちゃんを連れた婦人の役。『千と千尋の神隠し』の千尋役に続く宮崎作品への出演となったが「ものすごく急なお話で、どの役をやるのかも知らされないままに監督から『今日すぐに来てくれ』と言われて、気がついたら赤ちゃんのいる母親になってました(笑)。でも、監督は7年前と変わらない笑顔で迎えてくれて、信頼して演じることが出来ました」と語った。

そして、娘のポニョを何とか海に連れ戻そうと画策する父・フジモトを演じた所さんは開口一番「子供たちがこんなにきちんとした格好で来ているのに、私はこんな姿で、ヤな大人ですね」と苦笑い。作品については「優しい気持ちになれる映画です。大人になると整合性を求めてしまうもので、観終わって自分がだいぶ汚い人間になってるな、と反省しました。この映画を観て純粋に『素晴らしいな』と思える人は、心のきれいな方です」とやや自虐気味なコメント。さらに、どんな人に観てほしいかという質問に所さんは「絵を志している人が観ると、自分の才能のなさに気づいて『あきらめよう』と思ってもらえるかもしれませんね」と答え、これに宮崎監督も大爆笑だった。

その宮崎監督は「アニメーションの制作現場で、多くの人が鉛筆を手放し始めている中で、仕切り直してもう一度、鉛筆を握りしめていこう、という思いで作りました。そこに我々が唯一生き残る道があると考えています」と熱い思いを吐露した。

アニメーター、そして声優陣の思いが詰まった『崖の上のポニョ』は全国東宝系にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

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