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新生『スター・トレック』世界最速お披露目! J.J.「オリジナルと全く違う作品」

1966年に第一回シリーズが放送されて以来、5本のテレビシリーズ、10本の劇場版が作られ、そのエピソード総数は700にものぼる不動の人気SFシリーズ「スター・トレック」。世界中から愛されてきた本作が、「LOST」、『M:i:III』、『クローバーフィールド/HAKAISHA』などを手がけたヒットクリエイター、J.J.エイブラムスの手によって新たに映画化された。2月27日(金)、本作の映像の一部が世界で初めてお披露目となり、来日中のエイブラムス監督が直々にその見どころを語った。

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『スター・トレック』世界初のお披露目(左より)J.J.エイブラムス監督、クリス・パイン、ゾーイ・サルダナ
『スター・トレック』世界初のお披露目(左より)J.J.エイブラムス監督、クリス・パイン、ゾーイ・サルダナ
  • 『スター・トレック』世界初のお披露目(左より)J.J.エイブラムス監督、クリス・パイン、ゾーイ・サルダナ
  • 『スター・トレック』 J.J.エイブラムス監督
  • 『スター・トレック』 クリス・パイン、ゾーイ・サルダナ
1966年に第一回シリーズが放送されて以来、5本のテレビシリーズ、10本の劇場版が作られ、そのエピソード総数は700にものぼる不動の人気SFシリーズ「スター・トレック」。世界中から愛されてきた本作が、「LOST」、『M:i:III』、『クローバーフィールド/HAKAISHA』などを手がけたヒットクリエイター、J.J.エイブラムスの手によって新たに映画化された。2月27日(金)、本作の映像の一部が世界で初めてお披露目となり、来日中のエイブラムス監督が直々にその見どころを語った。

本作では、落ちぶれた青年・カークが宇宙船の旅を通してヒーローとして成長していくさまが描かれる。壮大な宇宙の世界観と迫真のアクションはもちろん、周囲を固めるキャラクターたちの描写もユニークだ。前作『クローバーフィールド/HAKAISHA』から約1年、「世界で一番好きな国に戻って来れて嬉しい」と挨拶したJ.J.だが、実は自らは元々「スター・トレック」ファンではなかったとか。「今回の製作では、自分自身が入り込めて楽しめる作品にしたかった。だから、オリジナルの精神を受け継ぎながらも、その続編などではなく、あくまで自分たちのものを作りました。オリジナルシリーズは脚本家の一人は大ファンでしたが、プロデューサーに至っては全く観たことのない人だったおかげで、いいバランスで自分たちの声を作品に反映できた」と、あくまでオリジナルとは全く違う作品であることをアピールし、「今回は乗り物酔いにはならないと思います(笑)」と付け足した。

だが、もちろんオリジナルのファンにとっては嬉しくなるような共演も。第一シリーズで、主人公のライバル、Mr.スポック役を演じたレナード・ニモイが今回、未来から危機を救いにやって来たスポック役として登場しており、J.J.は「彼の演技にあらためて感動した」と話す。また、「人間的な描写に注力した」とふり返るJ.J.。「たしかにSF作品だけど、登場人物たちのドラマや友情、愛、家族などを描き、未来を楽観的に、前向きに見れる映画にしました」と作品に込めた思いを口にした。

さらにこの日はJ.J.と共に、主演に抜擢された期待の新星、クリス・パインとヒロインのゾーイ・サルダナも登場。2人に大変だったことを尋ねると、「丈の短い衣裳で通訳の演技をするのが大変でした」とゾーイ。本格アクションに取り組むのは本作が初めてというクリスは「細かいところまで注意を払わなきゃいけなくて、とても大変でした。台本を読んだ段階では何とかなるだろうと思っていたが、何とかならなかった。あらためてトム・クルーズやジェット・リーのような世界的なアクションスターを尊敬しました」とアクションの難しさを体感した様子。そんなクリスの演技をJ.J.は「『M:i:III』では、僕はトム・クルーズに甘やかされましたが、今回もクリスが素晴らしい集中力で何でもこなしてくれたので、さらに甘やかされました」と大絶賛し、2人の若きスターへの多大なる期待を口にした。

J.J.が満を持して贈る、新生『スター・トレック』は5月29日(金)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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