気になるお正月映画って?vol.3 期待が膨らむ、気になる4作

“師走”とはよく言ったもので、12月に入ると急にせわしなくなります。元旦から大型スーパーは営業しているせいもあり、街中も以前ほど閑散としておらず、お正月ムードは年々薄まっているというのに、気ぜわしさだけは変わりなくやってきます。今年の仕事納めは28日(金)。この日まで、びっしり仕事の予定が詰まっているという人も多いのではないでしょうか。私のように…。

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『その名にちなんで』 -(C) 2006 Twentieth Century Fox
  • 『その名にちなんで』 -(C) 2006 Twentieth Century Fox
  • 迷子の警察音楽隊
  • 『線路と娼婦とサッカーボール』
“師走”とはよく言ったもので、12月に入ると急にせわしなくなります。元旦から大型スーパーは営業しているせいもあり、街中も以前ほど閑散としておらず、お正月ムードは年々薄まっているというのに、気ぜわしさだけは変わりなくやってきます。今年の仕事納めは28日(金)。この日まで、びっしり仕事の予定が詰まっているという人も多いのではないでしょうか。私のように…。

そこで、仕事から解放される29日以降は、気になっていたのに試写で観られなかった映画をまとめて映画館でチェックしようと決め込んでいる私。ラインナップは、『その名にちなんで』(写真上)、『迷子の警察音楽隊』(写真右)、『はじらい』『線路と娼婦とサッカーボール』(写真左下)などなど。それにしてもこの4本、タイトルを観ただけで、妙に興味をそそられませんか?

『その名にちなんで』』は、短編集「停電の夜に」でピューリッツァー賞に輝いたジュンパ・ラヒリのベストセラー小説待望の映画化作品。監督は、ヴェネチア映画祭金獅子賞を受賞した『モンスーン・ウェディング』のミーラー・ナーイルとくれば、見逃せないのは当然。子の名前にまつわる心温まるストーリーに、期待は膨らみます(でも、ずっと読みたいと思っていた原作を先に読んでしまおうか…)。

『迷子の警察音楽隊』は、文化交流のためにイスラエルに招かれたエジプトの音楽隊が、言葉もわからず土地勘も全くない異国の地で迷子になるという物語。タイトルそのまんまです。でも、彼らを待ち受けているのがどんな人々との出会いなのだろうかとか、彼らは世界共通語である音楽でこの困難をなんとか切り抜けていくのだろうなとか、いろいろ想像してしまいます。カンヌでも、東京国際映画祭でも好評だったこの作品。前評判がいいだけに、観るのが待ちきれない作品のひとつ。

『はじらい』は、誰がどうして何をどう恥じらうのかが、どうにも気になってしまいます。実は、はじらいをかなぐり捨てた女性たちが登場するらしいのですが。フランスのジャン=クロード・ブリソーが、前作『ひめごと』のオーディションで、4人の女性にセクシャルハラスメントをしたとして罪に問われたことをご存知ですか? そのブリソーが、本作では官能映画のオーディションの内幕を描いているというのですから、興味を持たずにはいられませんね。

最後は『線路と娼婦とサッカーボール』。「いったい、この3者に何の関係が?」と思った時点で、もう逃れることはできません。こちらは、ドキュメンタリー作品で、“線路”脇の小屋で売春を行っている“娼婦”たちが、“サッカー”チームを結成し、“ボール”を蹴り蹴り、差別や偏見にあふれた社会に問題を提起していくというのです。舞台はグアテマラ。しかし、サッカーで自らの声を社会に届けようとは、さすがは中南米というお国柄。しっかり社会派なのもニクイのです。

このように、みんなを待っている年末年始のお楽しみ。あとは仕事にラストスパートをかけることといたしましょう。

《text:June Makiguchi》

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