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「これは壮大なコント。要潤が笑ったから笑っちゃった、が理想」要潤がジャガーを語る

たて笛をこよなく愛し、芸能事務所でたて笛の講師までしている(でもあまり吹かない)ジャガージュン市が主人公の超ガッカリ漫画「ピューと吹く!ジャガー」が実写化。主演のジャガーを演じたのは要潤。その意外なキャスティングに驚きつつ、要さんに話を聞いた。

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『ピューと吹く!ジャガー』 要潤 photo:HIRAROCK
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  • 『ピューと吹く!ジャガー』 要潤 photo:HIRAROCK
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たて笛をこよなく愛し、芸能事務所でたて笛の講師までしている(でもあまり吹かない)ジャガージュン市が主人公の超ガッカリ漫画「ピューと吹く!ジャガー」が実写化。主演のジャガーを演じたのは要潤。その意外なキャスティングに驚きつつ、要さんに話を聞いた。

「とにかくびっくりした」。出演が決まったときの感想をそう話す要さん。「出演が決まる前から原作のことを知っていたので、どうやって実写化するんだろうと思いました。この作品は漫画だからこそ面白いんじゃないかなと。漫画のテンポってあるじゃないですか? リアルじゃないテンポというか…。それがこの作品の持ち味だと思っていたんです。ただ同時に、自分だったらどう演じるんだろうな、とも思いました」。しかし完成した本作を観て「笑いっぱなしだった」そうだ。「自分のシーンではほとんど笑わなかったんですけど、小木(博明/おぎやはぎ)さんやカルーセル麻紀さんや板尾(創路)さんのシーンで笑ってました」。

つまり、それは実写化に成功したということ?
「それは分かりません。でも実写と漫画とそれぞれの良さが出たかな、と思います。よく“実写が漫画を超える”という表現がありますけど、僕たちが漫画に寄せよう、寄せようとしたら超えられないですよね。だから今回は完全オリジナルだったんです。同じようなシーンはあるけどセリフは変えて僕のアドリブで…結局終わってしまったんですけど(笑)。そういう方法をとったことによってオリジナルが原作を超えた、ということになるのかな」。

しかし、アドリブだからこそ難しかった部分もあるのではないだろうか?
「そうですね。やりすぎて、ジャガーさんじゃなくなってしまうかもしれないですし。その境界線をどこに引くのかが難しくて。冒頭のオーディションのシーンとかも全部アドリブなんですよ」。

その冒頭のシーンとは、ピヨ彦が初めてジャガーに衝撃を受ける重要なシーンだ。
「実はあそこは原作と同じなんです。笛を叩くだけで吹かない。原作に同じシーンがあるから原作ファンが楽しめると思って、監督と『これをやりましょう!』となったんです。撮影前日に監督から『ここはアドリブでお願いします』とも言われて。映画を観る人に、ジャガーさんという人を分かってもらえるシーンだと思ったので、何回も何回もやりました。『納得いくまでやらせてください』ってお願いしたんです」。

アドリブ全開だったのは、もちろんほかの出演者も同じ。ハマー役の小木さんがお笑い芸人だということもあり、爆笑エピソードには事欠かない。
「コントでも本番で力を発揮、爆発させるという撮り方をしているらしいんですよね。僕らはテストからしっかりやるんですが。ただ、小木さんの場合はセリフを覚えられないから(笑)アドリブということだったんですよ。あるシーンで小木さんのセリフが9行あったんです。小木さんに『覚えられますか?』って聞いたら『覚えられるわけないじゃん』って(笑)。次が高菜(高橋真唯)のセリフだったので『ここの1行は絶対に言ってください』って言ったんですよ。ここを言ってもらわないとセリフのタイミングが分からないから、って。でも『それもできるかなあ』っておっしゃるので『それくらい覚えなさいよ』と言って、やっとできたんですよ(笑)。小木さんは、『真っ白になってからが勝負だ』っていつもおっしゃってました。『絶対飛ぶんだ。飛んでからが勝負なんだ』って。さんざんやって“早く言ってくれ、早く言ってくれ”って思ってたら笑っちゃって」。そのシーンはそのまま(!)使われているので、本編でぜひとも確認してほしい。

「この映画は壮大なコントなんですよね。でもどこで笑うかというのは難しいじゃないですか。お笑い芸人さんが笑ったから観てる方も笑っちゃったというのをやってみようと思ったんです。『要潤笑っちゃったよ』というのを観て笑う、みたいな。そこを出したかったです」。

(photo:HIRAROCK)
《シネマカフェ編集部》

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