劇中ではいじめに耐える小池徹平だが、品川が現場で垣間見たブラックな一面とは…

『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』。なんとも長いタイトルのこちらの映画は、2ちゃんねるで圧倒的な共感を呼んだ実話を映画化した作品。ブラック会社(=環境が劣悪で、社員が追い詰められていく問題企業)に就職した元ニートの青年が、クセのある上司や同僚とやり合って成長していくさまを描いている。このたび、本作の撮影の様子が公開され、主演の小池徹平、田辺誠一、マイコ、品川祐(品川庄司)、田中圭、中村靖日、池田鉄洋、千葉雅子と佐藤祐市監督による記者会見が都内スタジオで行われた。

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『ブラック会社——』撮影現場会見。(前列左から)品川祐、田辺誠一、小池徹平、マイコ、田中圭、(後列左から)千葉雅子、池田鉄洋、中村靖日、佐藤祐市監督
  • 『ブラック会社——』撮影現場会見。(前列左から)品川祐、田辺誠一、小池徹平、マイコ、田中圭、(後列左から)千葉雅子、池田鉄洋、中村靖日、佐藤祐市監督
  • 元ニートのマ男役・小池徹平
  • 会社で唯一の人格者・藤田さん役の田辺誠一
  • 無責任なリーダー役・品川祐
  • オフィスのセット内での撮影の様子。セリフが入っていない(?)品川さんに一同爆笑
  • 現場では品川さんを手玉に取ってる?
  • 役柄は人格者だが、その実体は…?
  • 小池さんに手を焼いている?
『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』。なんとも長いタイトルのこちらの映画は、2ちゃんねるで圧倒的な共感を呼んだ実話を映画化した作品。ブラック会社(=環境が劣悪で、社員が追い詰められていく問題企業)に就職した元ニートの青年が、クセのある上司や同僚とやり合って成長していくさまを描いている。このたび、本作の撮影の様子が公開され、主演の小池徹平、田辺誠一、マイコ、品川祐(品川庄司)、田中圭、中村靖日、池田鉄洋、千葉雅子と佐藤祐市監督による記者会見が都内スタジオで行われた。

母の死をきっかけにニートを脱却したものの、何の因果かブラック会社に就職してしまった主人公の“マ男”を演じる小池さん。今回、初めてサラリーマンの役を映画で演じることになったが「仕事でスーツを着る機会は多かったので抵抗はありませんでした。ただ、世間のみなさんのイメージとしてサラリーマン役というものはないので、(マ男が)子供っぽく見られるのは良くないと思い、どうしたらいいかと考えました。脚本は、親の死をきっかけに自分を変えていこうとする成長物語として読めたので、変に力まずに、その場で役になじめたらいいな、という思いで演じています」とリラックスした表情で語った。

“常識のベールを被った非常識人”であり、恋愛一直線の職場の花、中西さんを演じたマイコさんは「今回はブラック会社という設定ですが、撮影していく中で、もし本当にこういう会社があったら働いてみたいな、と思うくらい幸せな現場です」と笑顔で撮影の様子を語った。

池田さんが演じるのは、お調子者の社員・井出。ドラマ「医龍」に続いての小池さんとの共演になったが「小池くんをいじめる役を3年ほどやっています。『医龍』で相当いじめて、もうパターンが尽きたかと思っていたら、出て来るわ、出て来るわ…かなりのいじめパターンを披露しています。『こんなにいじめがいがある俳優さんだったのか!』と思うくらい、小池くんがMっぷりを発揮しています。普段はSだと思うんですが(笑)」と楽しそう。

社内でただ一人のまともな人間と言える藤田さんに扮した田辺さんは「ほぼ、この(オフィス内という)ワン・シチュエーションでこの8人がいろんなやり取りをしています。みっちりと詰まった作品になると思います」とアピール。タイトルに因んで、共演してみて見えた、小池さんのブラックな面は? という質問には「ないですね…何でこんなにいい子なんだろう? って思うくらいです。『何かブラックなところがあるんじゃないか?』と思いながら喋ってるんですが、全然ないんですよ!」とのこと。

中村さんが演じる上原さんは人見知りで挙動不審。おまけに、ほかの社員にいじめられるというキャラだが「役柄とこの衣裳のせいなんでしょうか? かわいそうな感じが漂っていて、スタッフさんも『元気ですか?』とか声かけてくださったり、みなさんが優しく接してくださいます」と困ったような表情で明かした。

マ男の後輩で、我が強く、出世欲のかたまりのような男・木村くんを演じた田中さんは「僕は、中盤以降に撮影に合流したので最初は不安でした。でも、監督がこういう方で(※佐藤監督から『どういう人だ!?』とすかさずツッコミが…)、みなさんに温かく迎えていただきました。個性的なキャラクターが揃い、いい感じになってます!」と力強く語った。

千葉さんは、会社の裏事情に精通した古株の経理担当・瀬古を演じたが「小池さんのひたむきさにジンとしながらも、毎日冷たい仕打ちで返しています(笑)。いまは、撮影の日々が残り少なくなってきて、定年間近のお父さんの気持ちです」とコメント。

そして、マ男の上司で責任感もやる気もゼロ、怒ってばかりのリーダーを演じるのは品川さん。「僕だけが素人ですので、足を引っ張らないように懸命に、媚びへつらいながら撮影に臨んでいます(笑)」と殊勝に語ったが、品川さんにも「現場で見えた小池さんのブラックな面は?」という質問がなされると「お前は『ないです』って言うなよ、という空気ですね」とニヤリ。そして「僕が撮影の初日に、WaTの歌を鼻歌で歌ってたら『ありがとうございます』って言われました。次の日に、EXILEを歌ってても『ありがとうございます』って言われ、3日目にゆずでお礼を言われたときは『バカにしてんのか?』って思いました」とエピソードを語ってくれた。

佐藤監督は「予定通りに苦しい現場です(苦笑)。文字通り、現場も限界と戦いながら日々、撮影を行っていますが、キャストのみなさんが明るく、仲が良いので、そこに救われています。小池くんにも限界に挑戦してもらっていますが、マ男が耐えて、どういう結論を出すかがテーマだと思っています。しんどい撮影が続きますが、いい作品になるようにがんばります!」と意気込みを語った。

完成が待ち遠しい『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は今冬、シネクイントほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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