ジブリ最年少監督に神木隆之介「あ、カオナシだ!」
スタジオジブリの最新映画『借りぐらしのアリエッティ』の大ヒット祈願イベントが7月1日(木)、東京・港区の増上寺で行われ、ジブリ最年少監督を務めた米林宏昌、ジブリの鈴木敏夫プロデューサー、声優を務めた女優の志田未来と俳優の神木隆之介が参加した。
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宮崎駿監督が企画・脚本を担当し、『崖の上のポニョ』で原画を務めるなどの手腕を認められて宮崎監督に抜擢された現在36歳の米林さんが、ジブリ最年少で監督を務めた作品。英国の児童文学作品「床下の小人たち」(メアリー・ノートン著/岩波少年文庫刊)を原作に、床下に住む小人一家の身長10センチの少女・アリエッティ(志田さん)と人間の12歳の少年・翔(神木さん)の交流を描く物語。
鈴木プロデューサーは初号試写を観た宮崎監督の反応を「初号って普通、暗い内から拍手が起こるものですが、明るくなってもシーンとしていた。というのも宮崎監督の反応をみんな気にしていたから。明るくなって最初に宮崎監督が立ち上がり、麻呂(米林監督のニックネーム)の左手を掴んで上げて『よくやった! 麻呂』って言った。それでスタッフがみんな安心して拍手をした」と報告。米林監督は「試写のときに後ろに宮崎さんがいて、怒っているんじゃ? と心配でしたが、最後に笑っていたのでホッとしました」とふり返った。
また米林監督は『千と千尋の神隠し』に登場するカオナシのモデルとなったことでも、業界内では知られる人。鈴木プロデューサーは「打ち上げがあったんですが、麻呂の歩き方を見て、宮さんが『あ、カオナシに戻っている』って言ってました」。ジブリアニメの常連声優で『千と千尋』声優を務めた神木さんも「カオナシのモデルになった人、と聞いていたので、お会いしたときは『あ、カオナシだ!』と思いました」と“カオナシ”との初対面の喜びをふり返った。
一方、志田さんは本作で声優に初挑戦で「緊張しましたがみなさんにアドバイスをもらおうと思って、何も考えずに現場に行きました」と潔い心意気をチラリ。鈴木プロデューサーから「アリエッティはほんのちょっとわがままなんですよね、父親の言うことなんて聞かないんですよ。志田さんにピッタリでしたね」と微妙な褒め言葉を送られ「なんですか? そんなことないですよ」と元気に反論し、取材陣の笑いを誘っていた。
『借りぐらしのアリエッティ』は7月17日(土)より全国東宝系にて公開。