こちらがたじろいでしまいそうなほど真っ直ぐな、スクリーンの中と同じ、あの特徴的な力強い瞳でこちらを見据える。気が付けば…という表現がぴったりのような気がするが、新垣結衣は22歳になった。その瞳の強さが印象的なせいだろうか? よく見ると当然、グッと大人っぽさを増しているのだが、なんだか彼女だけは年齢といったものから切り離されているような気がしてしまう。だから適役、というわけでもないだろうが、彼女は昨年、映画『ハナミズキ〜君と好きな人が百年続きますように』で、様々な形の“愛”に溢れた10年を生きる主人公を演じた。10年という歳月を彼女はどのように感じ、表現したのか——? 撮影、そして公開から少し時間を経たいま、改めて彼女に話を聞いた。
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