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直木賞「私の男」、浅野忠信&二階堂ふみで映画化!「素敵な共犯関係を築いています」

第138回直木賞を受賞した桜庭一樹のベストセラー小説「私の男」が、『莫逆家族 バクギャクファミーリア』、『夏の終わり』の熊切和嘉監督指揮のもと…

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第138回直木賞を受賞した桜庭一樹のベストセラー小説「私の男」が、『莫逆家族 バクギャクファミーリア』『夏の終わり』の熊切和嘉監督指揮の下、浅野忠信と二階堂ふみをメイン・キャストに迎えて映画化されることがこのほど明らかとなった。

天災の後、孤児となった花と、彼女を引き取る遠縁の腐野淳悟の禁断の愛を描き出す本作。主演の淳悟には、ハリウッド映画界でも活躍する浅野忠信。孤児となり遠縁の淳悟に引き取られる花役を、16歳にして『ヒミズ』('11)でヴェネチア国際映画祭「マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)」に輝き、強烈な存在感で若手女優の中では他の追随を許さない二階堂ふみが演じる。

また作品のキーパーソンである、淳悟と花の親戚・大塩に扮するのは名優・藤竜也。そのほか、“冬編”の共演者に警察官・田岡役でモロ師岡、淳悟の彼女・小町役で河井青葉、花の同級生・暁役で太賀、彰子役で相楽樹らが出演。“春編”のキャストについては近日中に発表予定だという。

今回の決定を受け、桜庭さんのファンを公言する二階堂さんは「映像化は不可能と思っていました」と語る。さらに「運命の役だと思いました。監督は“運命の人”です」と本作に並々ならぬ情熱を注ぎこんでいるよう。

また、今回主演となる浅野さんは「自分にしかできない役だと思いました。いまの自分のキャリアをぶつけるには最高な役だと思います」と意欲を明かしてくれた。すでに撮影は1月~2月に北海道・紋別のウトロにて行われており、浅野さんは「北海道のもつ不思議な力をいつも感じていますが、今回は流氷などの触れたことのない北海道に触れ感動しました」とこれまでの撮影をふり返りつつ、「まだまだ始まったばかりですが、ある感触は得ています。この感触をみんなで大切にして最後まで諦めず粘り強く追求して行きたいと思います」とコメントを寄せている。

原作者の桜庭さんは「この映画でしか目撃できない花と淳悟の姿を、私も心から楽しみにしています」とコメント。「内容が内容なだけに、俳優に絶対に恥をかかしてはいけない、最後まで心中する覚悟で愛し続けることができるか――大げさに言うと、そんなことを考えました。日々、素敵な共犯関係を築いています」と言う熊切監督が、この豪華な俳優陣とどのような作品を作り上げてくれるのか、楽しみに待ちたい。

『私の男』は2014年、全国にて公開予定。
《シネマカフェ編集部》

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