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綾野剛×池脇千鶴×菅田将暉、『海炭市叙景』から3年…函館発の映画第2弾に出演決定

新しい形の地方発信映画として数々の賞に輝いた熊切和嘉監督『海炭市叙景』('10)から3年。再び函館市出身の作家・佐藤泰志の小説を、の有志による企画で映画化されることが決定。この函館市発の…

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綾野剛&池脇千鶴/『そこのみにて光輝く』 -(C) anan/小笠原真紀
綾野剛&池脇千鶴/『そこのみにて光輝く』 -(C) anan/小笠原真紀
  • 綾野剛&池脇千鶴/『そこのみにて光輝く』 -(C) anan/小笠原真紀
  • 綾野剛/『そこのみにて光輝く』 -(C) anan/小笠原真紀
  • 池脇千鶴/『そこのみにて光輝く』
  • 菅田将暉/『そこのみにて光輝く』
  • 呉美保(オ・ミポ)/『そこのみにて光輝く』
新しい形の地方発信映画として数々の賞に輝いた熊切和嘉監督『海炭市叙景』('10)から3年。再び函館市出身の作家・佐藤泰志の小説を、の有志による企画で映画化されることが決定。この函館市発の『そこのみにて光輝く』の主演に人気俳優の綾野剛、共演に池脇千鶴らが抜擢されたことが明らかとなった。

ある出来事をきっかけに、仕事を辞めた佐藤達夫。毎日何をするでもなくブラブラと過ごしていたが、そんな時、パチンコ屋で知り合った、人なつこい青年・大城拓児と知り合う。ついてくるよう案内された先は、取り残されたように存在している一軒のバラックだった。バラックには寝たきりの父親と、父親の世話に追われる母親、そして姉の千夏がいた。達夫は世間から蔑まされたその場所で、一点のみ“光輝く”千夏に心惹かれるのだが…。
20年前、現代の日本を予期したような作品群を遺し、何度も芥川賞に挙げられながらも、ついぞ光を浴びることなく自ら命を絶った作家・佐藤泰志。そんな彼が唯一の長編小説として書き上げたのが、本作の原作となる「そこのみにて光輝く」だ。

夏の函館を舞台に、愛を見失った男と愛を諦めた女との出会いを、底辺で生きる家族を慈しむような眼差しで描いた本作。刊行当時から多くの映画監督が手を挙げながらも実現に至らなかった“幻の企画”だ。

主演を務めるのは、『ヘルタースケルター』『横道世之介』『ガッチャマン』と話題作に引っ張りだこの綾野剛が、ひとりの女を愛し抜く男・佐藤達夫を演じる。ヒロインであり、達夫が見つける“光”として描かれる女性・大城千夏には、『ジョゼと虎と魚たち』など実力派女優として日本映画界で輝き続けている女優・池脇千鶴。さらに、千夏の弟・大城拓児には、芥川賞を受賞した田中慎弥・原作の『共喰い』の主演など今後の活躍に期待が集まる若手俳優・菅田将暉という注目のキャストが名を連ねている。

監督を務めるのは、前作『オカンの嫁入り』で新藤兼人賞を受賞するなど、高い評価を得ている呉美保(オ・ミポ)。「人の生き方、生きる姿を丁寧に描きたい」という呉監督のテーマのもと、空虚な人生にあがく達夫と千夏が生きた春夏秋冬をリアリティあふれる映像で描き出す。

佐藤泰志の文学が再評価されるきっかけとなった『海炭市叙景』に続く第2弾の作品とあって、撮影は北海道・函館で敢行。果たして、どんな骨太なドラマが北の大地で生まれたのだろうか?

『そこのみにて光輝く』は2014年春、テアトル新宿ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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