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市川海老蔵主演『利休にたずねよ』モントリオール世界映画祭コンペティション部門に選出!

歌舞伎俳優・市川海老蔵が茶人・千利休を演じた映画『利休にたずねよ』が、8月22日(現地時間)よりカナダで開催される第37回モントリオール世界映画祭の「ワールド・コンペティション部門」に選出された。

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市川海老蔵&中谷美紀/『利休にたずねよ』 -(C) 2013「利休にたずねよ」製作委員会
市川海老蔵&中谷美紀/『利休にたずねよ』 -(C) 2013「利休にたずねよ」製作委員会
  • 市川海老蔵&中谷美紀/『利休にたずねよ』 -(C) 2013「利休にたずねよ」製作委員会
  • 『利休にたずねよ』 -(C) 2013「利休にたずねよ」製作委員会
歌舞伎俳優・市川海老蔵が茶人・千利休を演じた映画『利休にたずねよ』が、8月22日(現地時間)よりカナダで開催される第37回モントリオール世界映画祭の「ワールド・コンペティション部門」に選出された。

本作は、第140回直木賞受賞作である山本兼一の同名小説を、映画『化粧師 KEWAISHI』('01)、『火天の城』('09)などで知られる田中光敏監督が映画化。脚本はNHK大河ドラマ「天地人」の小松江里子がペンを握った本格的時代劇だ。

物語は、大森南朋演じる豊臣秀吉の命である切腹を前に“茶聖”と称えられた稀代の茶人・利休の美の原点や情熱、若き日の恋を描いたもの。利休に寄り添い、支える妻・宗恩を中谷美紀が演じ、織田信長を伊勢谷友介が演じている。

今回の出品は、映画祭側からの熱烈なラブコールで決定。映画祭の創設者でもあるプレジデントのセルジュ・ロジーク氏は「茶道具など本物へのこだわりが随所に見られた。中でも主演の市川海老蔵はこれぞ本物の役者であり、伝統と美を描いた偉大な傑作だ」と大絶賛。「本当に芸術性の高い映画なので、コンペティションに選定しない理由はない」と、選定理由についてコメントしている。

今回のノミネートに「主演として誠に光栄です」とした海老蔵さんは、「本作を通じて、日本の美の原点を創り上げた千利休という偉大な人物を世界に広める機会をいただき、大変嬉しく思っています」と喜びのコメント。

コンペティションに向けては、「本当に素晴らしい共演者やスタッフの方々、協力者に恵まれ、私も全身全霊をこめて演じさせていただいた結果が、海外の方々にどのように受け止められるか、いまから楽しみです」と期待を寄せている。

また、2011年に1人3役に挑む舞台「猟銃」をモントリオール公演で大成功させた中谷さんは、伊藤園の「お~いお茶」の広告をきっかけに茶道に親しみ、約10年になるというが「とりわけ思い入れの深い『利休にたずねよ』が、これもまた2011年に彼の地で初舞台を踏んで以来、とても思い入れの深いモントリオールにて、国際映画祭のコンペティションに参加が叶うとのこと、この上なき幸せを感じております」と目に見えない縁を感じている様子。

「利休のごとく美意識高き田中光敏監督の演出のもと、鋭敏な市川海老蔵さんが演じられた利休が、切腹間際に末期の茶を点てる姿に、モントリオールの人々も息を飲むに違いありません」と早くも現地の観客たちの反応にも興味津々だ。

モントリオール世界映画祭は、米アカデミー賞の前哨戦として注目が高く、近年、本木雅弘主演作『おくりびと』('08)がグランプリを受賞し、翌年アカデミー賞外国映画賞を受賞したのは記憶に新しい。佐藤浩市主演作『誰も守ってくれない』('08)が最優秀脚本賞、根岸吉太郎監督作『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』('09)が最優秀監督賞、李相日監督作『悪人』('10)の深津絵里が最優秀女優賞、原田眞人監督作『わが母の記』('11)が審査員特別グランプリを受賞するなど、日本映画と何かと縁が深い北米最大級の映画祭としても知られている。こうなると『利休にたずねよ』のグランプリ受賞に大いに期待がかかってくるのも無理はないだろう。

『利休にたずねよ』は、12月7日(土)より全国東映系にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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