2人のクリエイターが、それぞれ選んだ10曲を持ち寄り、人生を語り合う…。まったく違う道のりを歩いてきた2つの人生が、音楽で重なりあい、響きあう。言わば、音楽で綴る「半生」=セルフ・ポートレイトともいえる知的エンターテイメント番組『ミュージック・ポートレイト』(NHK Eテレ)。8月15日(木)の放送は、先週に引き続き国民的俳優の吉永小百合と、世界的アーティストの坂本龍一が登場! 第2夜では人生の後半6曲目から10曲目までを紹介する。 1973年、周囲の大反対を押し切り結婚し、やっと人間らしい生活を取り戻した吉永は、何よりも夫との生活を大切にしてきた。だが、結婚して10年が過ぎた頃、夫が大病で入院。吉永は、少しでも夫に元気になってほしいという思いで必死に、夫が大好きだった、ある歌を街中探してまわったという。また、1981年からNHKのドラマ「夢千代日記」で原爆症に苦しむ主人公を演じた吉永は、このドラマ出演をきっかけに1986年、ボランティアで原爆詩の朗読会への参加を依頼された。その後、原爆詩の朗読は吉永のライフワークとなり、現在もつづけている。戦後を生き抜いた世代として、次の世代に歴史を語り継いでいきたいという強い思いがある。 一方、坂本はYMOの"散開"後、映画「戦場のメリークリスマス」につづき、「ラストエンペラー」の音楽制作を担当し、アカデミー賞をはじめさまざまな輝かしい賞を受賞。1990年からはNYに拠点を移し、本格的に世界で活躍するようになる。その後、2001年、アメリカ同時多発テロ事件を現場近くで体験。戦後生まれの坂本は、そこで初めて"本物の恐怖"を知った。しばらくの間、普段の様子から全く変わり果て音楽が消えてしまったNYで、坂本は、「平和でなければ音楽は響かない」ということに気づき、"非戦"への思いを強めてゆく。 そして2人は、2010年に吉永が中心となって開催した「平和への絆コンサート」で初共演。吉永が読む原爆詩朗読のバックで、坂本がピアノを演奏し、話題となった。共通する"非戦"の思いへたどり着いた2人。2人の人生にはどんな音楽が流れていたのだろうか。 ■『ミュージック・ポートレイト』2013年8月15日(木)23:25~23:54(NHK Eテレ)
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