【インタビュー】クロエ・G=モレッツ…美しく成長した“ヒット・ガール”が『キャリー』語る

見よ、この大人っぽさ! もはや「クロエちゃん」と呼べないほど美しく成長したクロエ・グレース=モレッツが、主演最新作『キャリー』を引っさげ来日。本作で“血まみれ”になった感想や作品選びの意外な基準、この秋・冬の気になる…

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クロエ・グレース=モレッツ『キャリー』/Photo:Ryo Uchida
  • クロエ・グレース=モレッツ『キャリー』/Photo:Ryo Uchida
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  • 『キャリー』日本版ポスター
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  • クロエ・グレース・モレッツ/『キャリー』
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  • 『キャリー』
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見よ、この大人っぽさ! もはや「クロエちゃん」と呼べないほど美しく成長したクロエ・グレース=モレッツが、主演最新作『キャリー』を引っさげ来日。本作で“血まみれ”になった感想や作品選びの意外な基準、この秋・冬の気になるファッションまで語り尽くしてくれた。

本作は、超能力を秘めた内気な少女・キャリーが引き起こす惨劇を描くサイコ・サスペンス。原作はスティーブン・キングの同名小説で、映画化されるのは2度目となる(1度目はブライアン・デ・パルマ監督によって1976年に実写化された)。

学校ではクラスの嘲笑の的となり、家に帰れば狂信的な母親に厳しく監視される。そんな窮屈な生活を送るキャリーに、プロム(卒業ダンスパーティ)に参加するチャンスがめぐってくるが…。

「心がハッピーなら、おのずと美しさは表に出てくるでしょ。キャリーだって同じ。決して醜い少女ではないけど、いつも心に不安や痛みを抱えているから、自分の美しさを上手く表現できないでいるの。演じる上でも、そんなジレンマをしっかり把握する必要があったわ。原作が問いかけている大きなテーマでもあると思うの」と自身が演じた悲劇のヒロインについて語るクロエ。

本作はある意味“女性映画”と断言していいだろう。キャリーの母親を名女優のジュリアン・ムーアが演じ、『ボーイズ・ドント・クライ』('99)で世界中に衝撃を与えた女性監督のキンバリー・ピアースがメガホンを握っている。

クロエ自身も「母と娘の関係性がより強く押し出されているのは、キンバリーならでは。こういうジャンル映画は『もう少し足を見せよう』とか、男性を意識した“サービス・ショット”がありがちでしょ。でも彼女が監督を務めたおかげで、私もジュリアンも性的なシンボルとして利用されることはなかった」と語っている。

ジュリアンとの共演も、大きな影響と刺激を与えてくれたと言う。「彼女のそばにいるだけで、自分でもハッとしてしまう芝居ができたわ。すべての瞬間が驚きの連続。それに素晴らしい女優であると同時に、幸せな家庭を築いているでしょ。女優をしていても、こういう幸せを得られるんだと思えるのは、大きな支えになったの」。

映画のクライマックスは、“プロム・クィーン”に選ばれた次の瞬間、同級生たちの策略によって、ブタの血を大量に浴びせられてしまう壮絶な名シーン。「深夜、寒い中で何日も撮影したわ。確かに辛かったし、ナーバスになっていたけど、いざ血のりを浴びると『これぞキャリーを演じる醍醐味!』って実感したの。エキサイティングでクレイジー。そんな言葉がぴったりの撮影だった」とクロエ本人も大きな手応えを感じたようだ。

本作で演じた超能力少女を始め、『キック・アス』では正義の殺し屋“ヒット・ガール”、『モールス』ではヴァンパイア、ほかにもジョニー・デップと共演した『ダーク・シャドウ』など同世代のティーン女優が避けたがる“特異”な役柄を数多くこなしている。そんな出演作の選び方には、クロエなりの哲学があるのだとか。

「変わった役の方が面白いし、やりがいがあるもの。それに私にとって演技を通して、自分が知らない境遇やエモーションを体験するのは大きな喜びなの。私生活では愛する家族に囲まれ、幸せに暮らしている。だから、単なるハッピーガールを演じるのは、いつもの私って感じで演技とは言えない気がして」。次回作にはデンゼル・ワシントンと共演する『The Equalizer』(原題)が控えており、ロシアから来た少女娼婦を演じている。ポリシーに揺らぎはないようだ。

そんなクロエにこの秋・冬、注目しているファッションアイテムを聞いてみると「『サンローラン(Saint Laurent)』のレザージャケットね。タッスルが付いていて、とっても可愛いの! それにバイカースタイルにも注目しているわ。今シーズンは、あまり色ものは着けずに、白や黒、グレーでまとめる傾向よね」と無邪気な16歳の少女に戻って、ファッション談義。

「プロモーションでいろんな国を訪ねるから、そのたびにファッションはチェックしているの。特に日本に来るのは楽しみ。あれこれ見ながら『3年後はアメリカもこうなってるかなあ』ってね。やっぱり日本は、トレンドの先端をいってるわ」と嬉しい発言も飛び出した。

クロエ曰く、プロムのシーンで着用するドレスに注目して欲しいのだとか。「40年代のビンテージのウェディングドレスをアレンジしたの。私のサイズに合わせて、ピンク色に染めてね。キャリー自身が決してモダンな女の子ではないから、ドレスもあくまでビンテージ。ジュリアン演じる母親の懐古趣味も強く反映されているから、ドレス一着からも母娘の歪んだ絆を感じてもらえるはずよ」。
《photo / text:Ryo Uchida》

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