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【MOVIEブログ】27日/ロッテルダム

27日、月曜日。どうにも天気は安定せず、雨が降ったり止んだり。いっそのこと雪になってくれればいいのになあ…

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27日、月曜日。どうにも天気は安定せず、雨が降ったり止んだり。いっそのこと雪になってくれればいいのになあ。

さて、今日は後述の理由により、手抜きの箇条書きブログ。

・9時から『Letters from the South』というアジアのオムニバス映画の業務試写へ。「アジア各地で暮らす華僑」をテーマに、各国の監督が短編を寄せた作品集。参加監督は、タン・チュイ・ムイ、ツァイ・ミン・リャン、アディティア・アサラットなど、日本のアジア映画ファンにも馴染みの面々が6人。けれど、んー、どうにも面白くない。ベタで刺激に欠ける作品と、極端に観念的な作品とに分かれてしまい、良い意味での中間がない。強いて言えば、アディティアがよかったかな。

・続けて、今年のロッテルダムで特集が組まれているデンマークの名匠ニルス・マルムロス監督の最新作、『Sorrow and Joy』(写真)の上映へ。なるほど素晴らしい。愛の可能性を突き詰める、非常に巧みに練られたメロドラマ。デンマーク国外ではそれほど知名度の高くないマルムロス監督だけれど、確かに再評価したい。収穫。

・続けて、イギリスの現代アートを代表するアーティストの一人であるサラ・ルーカスにフォーカスを当てたドキュメンタリーで、『About Sarah』という作品へ。

・上映が終わり、15時半から、各国の映画祭ディレクターを集めたパネル・ディスカッションを覗いてみる。僕も2年前にパネリストとして参加したトークイベント。今年のパネリストは、ローマ、エジンバラ、シドニー、ウィーン、トライベッカ、などの映画祭プログラマー達。まあ、さすがに(僕にとっては)目新しい話題があるわけではなく、みんな同じ悩みを抱えているのだな…、と再確認した次第。

・時間が中途半端に空いたので、ビデオ・ライブラリーに行き、気になっている作品のさわりを1時間半ほど鑑賞。

・18時45分から、公式パンフの解説文を読んで気になっていたアルゼンチン映画の一般上映へ。ミニマリズムの極地で、決して嫌いではないけれど、いささか厳しい…。次の予定が迫ってきてしまったので、50分観てから退場。

・20時から、コンペ部門のドイツ映画の一般上映へ。ロッテルダムのコンペに、こんな作品が入ってしまうのか? という驚きの出来。かれこれロッテルダムに10年くらい通っているけれど、コンペ部門でここまで刺激の欠けた作品は記憶にない…。まあ、こういうこともあるさ、ということで。

・22時から、映画祭が主催する業界関係者向けパーティーに顔を出し、顔見知りの面々とおしゃべりをして、久しぶりに(空きっ腹に)ワインを飲み、いささかグロッキーでホテルへ帰還。

というわけで、そろそろ2時。手抜きなブログをかろうじて書いて、ダウン寸前。ごめんなさい!
《矢田部吉彦》

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