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【MOVIEブログ】『セトウツミ』クランクアップ

製作・配給作品『セトウツミ』が先日クランクアップしました。

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製作・配給作品『セトウツミ』が先日クランクアップしました。

大阪府堺市で約2週間、撮影を行ってきました。原作コミックのモデルとなった河原がメインのロケ地。河原といっても街中にある整備された堤防で、すぐ後ろには歩行者用の通路と大きな道路があり、人通りの多い場所です。ここは全方位から見渡せる開けた場所なので、毎日、見物に来る人たちが絶えませんでした。撮影の様子はSNSで日に日に広まり、地元の女子高生が大勢やってくる盛況ぶりでした。時には撮影が滞るときもありましたが大きな混乱もなく、大森組のチームワークの良さもあって、現場の雰囲気は終始穏やか。天気にも恵まれ、全撮影が無事に終了しました。

僕は大阪出身なのですが、堺市には今回初めて訪れました。僕の地元は茨木市という大阪では北の方に位置する都市で、堺市は大阪の南の方なので、もう少しコテコテな街を想像していましたが、何もないと言いますか、田舎すぎず、都会すぎない、落ち着いたベッドタウンでした。この感じは茨木市とも少し似ています。レトロな路面電車や一本脇に入ると味わい深い路地があったり、昭和の雰囲気も残っていました。

このいわゆる大阪っぽくないといいますか、世間が(特に関東の方が)イメージしている“THE大阪”ではない、そんな街だからこそ『セトウツミ』の世界観がぴったりくるんだと思います。関西弁もそうです。主人公の瀬戸と内海は、どぎつい大阪弁ではない、やわらかい関西弁で喋ります。しかも、かなりローテンションで。しかも、ほんとにたわいもない会話を。原作コミックも関西弁を主張し過ぎないところが良いんです。

放課後、河原に座って、まったりと喋るだけ。部活に汗を流すわけでもなく、なんかクリエイティブなことをするわけでもなく、仲間と悪いことをするわけでもなく。そんな、ゆる~い2人のトークが、この映画の醍醐味です。

「この川で暇をつぶすだけの そんな青春があってもええんちゃうんか」

喋っているだけなのに、面白い。
喋るだけだからこそ、面白い。
観たことがない映画が生まれる予感です。
これから編集と仕上げの作業に入ります。完成をご期待ください。

『セトウツミ』は2016年公開。
《text:Shinpei Oguchi》

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