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綾野剛、『凶悪』の監督と初タッグ! 10kg増減で日本一の“悪”を熱演

国内の各賞を総ナメにした『凶悪』の白石和彌監督が描く待望の新作『日本で一番悪い奴ら』の公開が決定…

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『日本で一番悪い奴ら』主演の綾野剛
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国内の各賞を総ナメにした『凶悪』の白石和彌監督が描く待望の新作『日本で一番悪い奴ら』の公開が決定。さらに、本作の主演に日本一忙しい俳優と言われる綾野剛が日本一の悪を演じることも分かった。

本作は、稲葉圭昭の「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」を原作に、“日本警察史上の最大の不祥事”と呼ばれる「稲葉事件」で“黒い警部”と異名を残す実在の男をモデルにした北海道警察の警部が逮捕されるまでの26年間を描いたもの。

題材となる「稲葉事件」とは、2002年7月、北海道警察の生活安全特別捜査隊班長である稲葉圭昭警部が、覚せい剤取締法違反容疑と銃砲刀剣類所持等取締法違反容疑で逮捕、有罪判決を受けた。公判において、単純な犯罪ではなく、北海道警察による「やらせ捜査」や「銃刀法違反偽証」などの不祥事が明るみに出るとともに、北海道警裏金事件が2003年に発覚するきっかけともなった。日本警察史上、最大の不祥事が明るみになったという世間を騒然とさせた事件だ。

そして今回その“黒い警部”を今年だけで公開作5本、来年度も既に5本の公開を予定し、現在も「コウノドリ」(TBS)に出演するいまや出演オファーが絶えない俳優、綾野さんが演じる。キネマ旬報ベスト・テン、ヨコハマ映画祭など数々の映画賞を受賞する綾野さんは、今回の出演オファーに関して、白石監督の最新作であり、脚本の圧倒的な内容に「何を犠牲にしても出演するべき作品」とオファーから、わずか3日で出演を快諾したという。

また「情報解禁というだけで、武者震いします。実話を基にした白石和彌監督作品『日本で一番悪い奴ら』(通称:日悪<ニチワル>)が、少しずつ皆様に近づいている。まるで獲物に狙いを定め、ギリギリの極致まで爪を見せない何物のように。何かのプレイのように。白石和彌監督との出会い、撮影現場、過ごした時間は、私の役者人生に無二の影響を与えて頂きました。この作品は、私が来年出演する映画でも、もっとも衝撃で愚かで愛おしい、何物にも変えがたい問答無用の最狂最愛物語です」と本作についてコメント。

さらに本作の監督には、メジャーデビュー作となる山田孝之主演の『凶悪』が、国内の各映画賞を総ナメにして以来、さまざまな映画企画が持ち込まれている白石監督。今回その『凶悪』のプロデューサーチームと再びタッグを組んで挑む意欲作となる。そして本作が綾野さんと初のタッグを組む白石監督は「綾野剛という稀代の映画俳優と共に粉骨砕身して取り組みました。一人の人間の半生を描くことが、これほどまでに困難で苦しく、そして極上の輝きを持つものかと驚嘆しています。それもこれも全ては綾野剛! 苦く哀しく、どうしようもなく楽しい極上のエンターテインメントになっています」と綾野さんを絶賛している。

持ち込まれた脚本に惚れ込み、俳優として最高の侠気をみせている綾野さん。役作りのためクランクインからアップまで体重を10kg増減させた上、激しい柔道練習にも毎日のように取り組み、撮影に挑んだそう。白石監督が、「この映画を撮らずに、次のステージには進めない」と語る本作の続報にも期待がかかる。

『日本で一番悪い奴ら』は2016年6月25日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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