『その夜の侍』で監督デビューを果たした赤堀雅秋の2作目となる最新作『葛城事件』。三浦友和を主演に新井浩文、南果歩ら豪華俳優陣らが共演する本作から、待望の予告編とポスタービジュアルがこのほど解禁された。親が始めた金物屋を引き継いだ葛城清(三浦友和)は、美しい妻との間に2人の息子も生まれ、念願のマイホームを建てた。思い描いた理想の家庭を作れたはずだった。しかし、清の思いの強さは、気づかぬうちに家族を抑圧的に支配するようになる。長男・保(新井浩文)は、幼い頃から従順でよくできた子どもだったが、対人関係に悩み、会社からのリストラを誰にも言い出せずにいた。堪え性がなく、アルバイトも長続きしない次男・稔(若葉竜也)は、ことあるごとに清にそれを責められ、理不尽な思いを募らせている。清に言動を抑圧され、思考停止のまま過ごしていた妻・伸子(南果歩)は、ある日、清への不満が爆発してしまい、稔を連れて家出する。そして、迎えた家族の修羅場。葛城家は一気に崩壊へと向かっていく――。本作は、劇団「THE SHAMPOO HAT」で公演され、新井さんらの客演で話題を呼んだ同名舞台を、新たに改稿し映画化したもの。無差別殺傷事件を起こした死刑囚の家族が、崩壊へと向かっていく様をリアリティを持って描き、観る者の心を鋭く抉る濃密な人間ドラマを描いている。マスコミの間では、「傑作だ」という声と、あまりに壮絶な内容に「二度と観たくない」という賛否の声が挙がり、大きな話題を集めている。監督・脚本は、劇団「THE SHAMPOO HAT」の旗揚げ以来、全公演の作・演出を担当してきた赤堀氏が務め、「モントリオール世界映画祭」「ロンドン映画祭」などに正式出品され、国内外で高い評価を得ている監督デビュー作『その夜の侍』からに続く待望の2作目とあって期待が高まっている。キャストには、主人公の葛城清役の三浦さんをはじめ、妻・伸子役に南さん、長男・保役には舞台版「葛城事件」では稔役を演じた新井さん、次男・稔役にオーディションで選ばれた新鋭・若葉さん、稔と獄中結婚をする女・星野役に田中麗奈が顔を揃えている。そして今回解禁されたのは、三浦さん演じる主人公・清が、「ヤツを裁けるのは国だけだ。国がきちんとアイツを処分してくれる…」と冒頭、禍々しいつぶやきとともに現れる映像から始まる予告編。清に言動を抑圧され、葛城家が迎える修羅場に耐えられず、やがて精神を病んでいく妻・伸子の姿や、「この店継ごうかな」とつぶやきリストラされたことを誰にも言い出せずにいる長男・保、駅構内で悲鳴を浴びる次男・稔、そして死刑反対論を唱え稔と獄中結婚する星野の姿が映し出されている。また予告編中盤、面会室で稔が星野に「そもそも、罪を犯したという意識すらないから」と話すシーンをきっかけに、不穏な重低音が鳴り響き壮絶なドラマはさらに深く進んでいく。妻や稔に暴力を振るう清、不気味に微笑む稔、苦悶の表情を見せる保、そして無差別殺傷事件の現場…など衝撃のシーンが収められている。「俺だって被害者なんだよ」「あなた、それでも人間ですか?」「俺が一体何をした?」と実力派俳優たちが演じるキャラクターがつくる“家族という名の地獄”が見るものを引きずり込むそんな予告編となっている。同時に解禁されたポスターも、予告編にもある「俺が一体、何をした。」というコピーと共に、鋭い目つきの三浦さんがどこか抑圧的な、鬼気迫る迫力を漂わせるそんなビジュアル。人間の愚かさ、人間の暗部、その全てが詰まった濃密な人間ドラマにさらなる期待が高まる。『葛城事件』は6月18日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。
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