――物語はあくまでもチアダンス部の面々の成長がメインで、矢代の告白シーンはその間にピンポイントで登場する形でしたが、いかがでしたか?中条:告白シーンは毎回、季節が違うんですけど、撮影は1日で全部、撮っちゃったんですよ。だからどう変化をつけるのかが大事でした。彩乃の心情も徐々に変化していくので…。健太郎:1回目は「何、こいつ…?」って感じ(笑)。2回目は、認識はできているけれど、やっぱり「何こいつ?」ですよね。だんだん、矢代という存在を意識し始めるけれど…。中条:私、「ストーカー?」って言われて、矢代さんがカクンってこけるところメッチャ好き(笑)!――見ている側も、最初は「何? この気持ち悪い男は…」って反応かもしれませんが、2回目、3回目と彩乃の心が揺れ動いてるのが見えて、それにつられてつい、矢代にも感情移入しちゃう(笑)。そういう意味で、彩乃のリアクションはすごく大事だし、実はすごく難しいシーンなのかもしれません。中条:そうなんですよね。どこまで「好き」なのか? どれくらい「気持ち悪い」と思ってるのか(笑)? たとえ気持ちが動いても「でも部活があるから…」という思いもあって、調整が難しかったです。私も試写で見ながら、自分が出てるのに「(彩乃に)行け! 行っちゃえよ!」って思っちゃいました(笑)。――矢代のような熱烈な告白攻勢はアリですか? そもそも、健太郎さんは、好きになったら自分からアプローチするタイプ?中条:行けなさそうだねぇ…(笑)。健太郎:いや、基本、自分から行きますよ(笑)、ただ、矢代ほど短いスパンで何度もってのは無理です(苦笑)。でも、少し時間を空けて、あきらめずに行くと思いますよ。――女性にとっては、ああやって、何度も告白されるというのはいかがですか? 最初、好きという気持ちがなかったとしても、相手の熱意に心動かされる可能性は…?中条:最初は気持ち悪いでしょうね(笑)。それまで全く知らない人ですから「え? 誰だ?」ってなるでしょ。でも、彩乃みたいに揺らいでいくことはあるかも。「この人、本当に私のことを好きでいてくれるんだな。大切にしてくれそうだな」って心が動かされる部分はあると思います。健太郎:矢代と彩乃も最後の最後ですごいことがあるので…あの2人、この先、どうなるのかな(笑)?――お2人は、学生時代から芸能界で仕事をされてますが、映画に描かれているような熱い“ザ・青春!”と言えるような体験は?健太郎:部活でバスケをやっていたんですが、仕事があってなかなか行けなくなって辞めてしまいました。でも高校2年生のとき、体育祭で応援団長をやったのは、青春の思い出です。中条:応援団長? モテそう!健太郎:いや、熱い感じの応援団だったから「ちょっと、集中してるから話しかけないでもらっていいかな」って感じで、全然、そういうのはなかったなぁ…(苦笑)。――自分から「やりたい!」と立候補したんですか?健太郎:決めるときに、少し遅れて行ったら決まっていたんです(笑)。でも、ずっと「やりたい」って言っていたのでよかったです。中条:私は中3の終わりに芸能界に入ったんですけど、それまでずっとバドミントンをやってて、引退するまでしっかりとやらせてもらったので、まさにこの映画みたいな感じでした。引退するときも「先生!」って泣きながらみんなで抱き合って(笑)。いい青春を送ってました。この映画に参加して、改めて先生の気持ちも分かったし、当時のキャプテンにふざけ過ぎてごめんねって謝りたいなって思いました(笑)。
中条あやみ「高校生役で一緒に出演したかった」當真あみ&齋藤潤&池端杏慈の青春模様を大絶賛『ストロベリームーン 余命半年の恋』 2025.10.19 Sun 17:30 映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』初日舞台挨拶が開催。…