「僕はオリジナルキャラクターということもあって、とにかく自由でした。縛りもなかったので、楽しい一方、最初はすごく苦労もしました」。苦労の理由は、共演するキャラクター陣の強さだった。せとかの兄・はるか役の片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)は、8kgもの減量を行い、ツンデレお兄という原作から抜け出してきたような完璧な風体に仕上げたし、高嶺を担当した千葉雄大は、貫禄の演技でののしり王子というキャラクターを自分のものにした。強烈な個性を放つ面々に囲まれて、「果たして自分はどこまでキャラクターを作るべきなのか?」と、悩んだという。