台湾のとある場所に⽇本⼈の亡霊が現れた。たたりを恐れた⼈々によって祀られたその亡霊は、⼩さな願いを叶えてくれる神様として、台湾の⼈々に親しまれている。かつて⽇本が植⺠地として統治していた台湾でなぜ――その謎をたどるなかで⾒えてきたのは、それぞれの神様たちの数奇な運命であり、今を⽣きる⼈々との交流、台湾の⺠間信仰のあり⽅、そして、⽇本が台湾に残してきた戦争の痕跡…。宗教的な⽂脈の違いを超えて、死者を悼み、弔う⼼が⽣んだ、⽇台の知られざる交流を描いたドキュメンタリー。
遠藤協